先週土曜日は船をあげて船底塗料を塗りました。フジツボや汚れを除去するのは大変ですが、うちの会社にある35Mpa高圧洗浄機を使えば楽に作業できます。日曜日はゴルフだったので釣りにはいけませんでした。ドクターが暇だったので船の汚れ落しとキャビン内の掃除をしてくれたそうで、きれいになっているということでした。次の日曜日が楽しみです。
最近気になったニュース(というかびっくりしたニュース)
普天間移設、海自支援で調査機器設置…名護沿岸海域
この記事の下のほうに書かれていることを引用します。
この日午後、海中で作業をしていたダイバーが、タンクからの空気を吸うため口にくわえたレギュレーターを反対派とみられるダイバーから外されたことが分かり、第11管区海上保安本部(那覇)が捜査している。けがはなかった。
ほかにも機器にしがみつき作業を妨害するなどの行為があったとの情報もあり、確認を急いでいる。
反対派というのは、キャンプ・シュワブ沿岸への飛行場移設に反対している市民団体の人たちのことでしょう。作業していたダイバーというのは記事に「民間業者に委託して」とあることから防衛施設庁に雇われた民間人ということになると思います。
海中で作業するダイバーのレギュレータを外すということは、場合によっては溺死する可能性があります。市民団体の人が行ったことは、自らの信ずる事・正しいと思うことを達成するためには他の人が死んでもかまわないというテロリストの行動原理と変わらないと思います。調査船の回りをカヌーで妨害する行為もいわば実力行使です。環境のためサンゴのためジュゴンのため移設に反対することは理解できます。そういう考え方で反対運動ができるのも自由な国家である我が国では許されると思いますが、自分の考えとは違うからという理由で実力行使をすることは許されていません。
仮に被害にあったダイバーが私の兄弟や息子あるいは友人であったなら犯人を許せないでしょうし、危険な作業なので、もうやめろと忠告するでしょう。記事にある雇われた民間業者も反対派の暴力を恐れて作業をやめる可能性もあります。市民団体の運動だから、平和のための運動だからと放っておくことはこのような行動をエスカレートさせるだけでなく法治国家としても大変問題です。関係する当局は適切に捜査し厳正に処分する必要があると思われます。
米軍基地は、我が国全体の安全保障や東アジアの安定を考慮すれば現状では必要なものだと考えています。しかし地元住民の負担を無視するわけにはいかないでしょうし、環境などに対する配慮も必要でしょう。政府はこれらに真摯に向かい合うことが求められていますが、地元住民の救済や環境保護運動を隠れ蓑としたテロ活動とはきちんと切り離して対応するべきです。
しかし、大義名分を振りかざしてその裏で利権をあさる構造というのは日本中にあると思います。私の身近なところでは(最近では少ないでしょうが)建設工事をめぐるものです。近隣住民でもないのに住民をたきつけて反対運動のようなことを行い、代表面をして交渉し最終的には息のかかった業者を下請けに入れて金を吸い上げるものです。同和の問題にしても似たようなものだと思われます。一部の人が同和問題を利用し企業から官から金を巻き上げています。昔はこんなことは織り込み済みでみんな諦めていたかタブー視されていたと思いますが最近では当局の取り締まりや企業側の対応が変化し少なくなりつつあるようです。
環境保護なんかも純粋な人から集めたカンパを一部の人が握っているんじゃないかと疑っています。いつになったらこのような美名の下の運動=隠れた利権という図式がなくなることやら・・・いっそのこと中学校なんかでこのような問題を取り上げて「このような例があるから、うかつに大義名分を振りかざす運動や団体を信用してはいけません。」「自分自身も利権をあさるような人間になってはいけません」と教育する必要があるかもしれません。